めあとるーむ記録帳

なんか書く

Titanfall 2 をひと段落

FPSタイトルの中ではかなり新参者のTitanfall 2をやってる。現在キャンペーン(シングルモード)を終えて、マルチプレイに励んでるところ。 ちなみにプレイしてるのはPC版。上のリンクはPS4版。まあどれでもゲーム内容は同じなんで。

Titanfallシリーズは前作が1、今作が2で、1は2年前に発売された。NPCクラウドサーバで処理させることにより10人程度のプレイヤーだけでも戦場に多数の敵・味方が存在するといういかにも今のテクノロジーを使ったゲーム。ただ、前作ではシングルモードがなかったこともありほぼマルチ専用ソフトとしての形が強かった。

それがある種の批判だったこともあり、今作ではしっかりしたシングルモードが追加されたほか、それの評価もかなり高い。一方で、いくつかの面においては前作から評価を落としたところもある。具体的には、

  • Titanの種類が増えたにもかかわらず装備が固定された
  • Titanに乗り込むシーンやとどめのシーンが3人称視点になり、迫力の面が減った
  • Titanの上に乗る(乗り込むのではない)ロデオアクションが簡素化された
  • ステージの構成が前作より簡略化され、パルクール要素や立ち回り面での幅が減った
  • 一時的なパワーアップアイテム「バーンカード」の廃止

などなど。まあまだ発売直後なので、立ち回りとかは今後変わってくる恐れはある。


具体的に、割とあちこちのレビューですでに言われていることだが、全体的にロマンが減ってしまったという感じがする。

ロデオアクションは正直1ではあまり有用性がないもので、対タイタン用の武器を持ってロデオ→コンピュータ部分に直接攻撃→近すぎて爆風に巻き込まれ自滅というパターンも多かった。

タイタンも前作は高機動、バランス、重装甲というようなバランスだったため、数を単に増やせばバランス調整・差別化に苦労することも容易に想像できる。

そういった要素を比べるとカットされた意味合いはわからなくもない。

あったところでゲームにプラスにならないならばっさりカットするのは英断といえるだろうし、世の中足し算だらけで収束できないゲームも数多く存在する。

でもタイタンに乗り込むとき、とどめを刺すときの3人称視点はあまり好意的にはなれない。かっこいいアクションを見せたいという感覚はわからないでもないが、あの1人称視点こそタイタンに身を預ける、一種の信頼を演出で来たんじゃないだろうかと思う。

あと、バーンカードがなくなったのは個人的にちょっと痛い。あれは結構、戦略の幅を持たせることができてたと思うんだが。

まあ戦略の幅はつまるところ複雑さにもつながるので、システムをわかりやすくするうえでは仕方がなかったのかもしれない。


もちろんよくなった点も多い。

新しい武器や戦術(サポートアイテムのこと)はアクションに幅を持たせ、新たな立ち回りを要求してくるし、何より装備の数は増えた。

カスタマイズできる要素も増えたため(個人的にあまり興味はないにせよ)プレイするモチベーションの確保もされている。

何より今作で高評価を受けているキャンペーンモードは、ゲーム全体で減ってしまったロマンを十分なほどに補充してくれるものだった。 バディ物の正統派な形というべきか。会話シーンがもうちょっと多かったらよかったかなぁって思ったけど、まあ会話しながらドンパチやるのはやりすぎると冷める原因にもなりかねないからちょうどいいのかも。

タイタンへの信頼という面ではオンラインマッチでもタイタンが結構しゃべるし、脱出時にはモニターに「また会いましょう」とか表示してるのが結構かわいい。ごめんね無茶な立ち回りして。

前作では有料だったDLCも(前作の過疎を受けてか)すべて無料で配布される形をとった。なんと第1弾は前作の看板マップであった「Angel City」だ。

今作は最初はわかりやすいマップで、後々複雑なマップを解禁していくという方式をとるのかもしれない。


まとめると、より多くのプレイヤーを獲得すべく洗練された、されていったゲームという感じ。

それは前作の複雑であったり、不要であった要素を取り除き、外連味をプラスし、外観をかっこよくスタイリッシュにして、とっつきやすくしようとした痕跡が見える。

もともと前作の時点でポテンシャルは高いゲームだったので、それを十分に生かしつつきちんとステップアップしたという感じである。

いいゲームなのでもっと多くの人に触れてほしいところでもあるが、いかんせんFPSが飽和状態の市場では結構厳しいか。

マルチプラットフォーム同士での対戦ができれば……とも思ったが、それはそれで要らぬ対立を招きかねないのでもある。

とりあえず30時間ぐらいはプレイしてみようと思ってる。

あまりうまくはないのでどこまで続くかはわからないが。